キーワード選定にコツはないでしょうか?

2010年10月7日

SEOを実施する上で陥りがちなのが、運営サイトを検索回数が多いBigキーワードで何が何でも対策するというものです。しかし、もし自分がユーザの立場で検索する場合、実際に購買に至るまでには、様々なキーワードで検索をドリルダウン(掘り下げ)していき、結果としてコンバージョンに至るキーワードは必ずしもBigキーワードと呼ばれるものではない筈です。

つまりユーザが興味や関心を抱いてから、情報を見聞きし、行動や購買に結びつくまでには様々なキーワードでの検索行動があり、そこに検索ストーリーというものが存在します。

例えば引越を考えているユーザが賃貸物件を探しているとして、仮に引越先を決めていない場合、漠然と「賃貸」というキーワードをまずは検索するかもしれません。次に起こり得る検索行動として、探した物件周りの利便性を調査する為の検索や、同地域の他物件との比較をする為の更なる検索など、ドリルダウン検索の実施が想定でき、結果として契約行動=コンバージョンが発生すると考えられます。

以上のことを考慮した場合、何が何でもBigキーワードで対策するのがベストではなく、ユーザの想定し得る検索ストーリーを考えた場合に、運営サイトで実際にコンバージョンに結び付くキーワードは何だろうかと自問自答いただく必要があることがお分かり頂けると思います。

流入はあるけどコンバージョンにつながらなくて悩んでいる方がいましたら、たとえ流入数が少なくてもコンバージョンに結び付きやすいキーワードでSEO対策を検討される事をおすすめ致します。

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